認知主義(コグニティビズム)
認知主義(コグニティビズム)とは、学習を人の「頭の中」で起きていることに注目して理解する考え方です。具体的には、考えたり、記憶したり、問題を解決したりする「心の働き」を重視します。行動そのものではなく、学ぶときに頭の中で何が起きているかに関心を向けます。たとえば、新しい情報をどのように整理しているのか、どのようにして他の知識とつなげているのか、どんな方法を使って理解を深めているのかを探求します。簡単に言うと、認知主義とは、学習をパズルを解くように考えたり、頭の中に知識の地図を作ったりするような、「心の中で行う作業」として捉える考え方なのです。