用語集

教育、学習、および学術分野で使われる重要な概念や用語を解説する用語集です。以下の検索フォームを使って、特定の用語の定義を素早く調べることができます。


音素認識(Phonemic Awareness)

音素認識(Phonemic Awareness)とは、話し言葉の中にある個々の音(音素:phoneme)を聞き取り、識別し、操作できる能力のことです。これは読み書きを学ぶための基礎的なスキルであり、子どもが文字と音の関係を理解するのに役立ちます。

音素認識の例

  • 音の分解:「cat」という単語を /c/・/a/・/t/ という音に分けられる
  • 音の合成:「/b/・/a/・/t/」という音を組み合わせて「bat」という単語にできる
  • 音の置き換え:「mat」の最初の音 /m/ を /p/ に変えると「pat」になる

例えば、子どもが「dog」の「d」の音を聞き取れるようになることは、文字を見たときに音と結びつける力(フォニックス)を育てる第一歩となります。つまり、「言葉の音に耳を傾け、言語の音の仕組みを理解する力」なのです。